コラム

選び方やポイント

屋根工事の会社を選ぶ際、優良な会社を選ぶためのポイントを下記でチェックしていきましょう。

悪徳業者を見極める

屋根工事を行っている会社のなかには、残念ながら悪徳業者も存在します。悪徳業者を見分けるポイントについて見ていきましょう。

・見積りが明確でない
「無料で見積りします」などといって見積りをとってもらっても、その内容が明確でない場合には、注意が必要です。「工事一式」などといったように、見積書に詳細や内訳が記載されておらず、質問してもきちんと答えてくれない、対応してくれない業者だと、安心して依頼できません。

・現地調査がいい加減である
見積りをとるためには、現地調査をすることになりますが、このときに、屋根に上がることもせずにたった5～10分程度の短時間で調査を終了してしまう業者には、注意が必要です。

優良な業者であれば、現地調査を行う際に、実際に屋根に上って長い時間をかけてしっかりと調査したうえで、見積りをとってくれるものです。このような対応が期待できない業者は、避けるのが賢明です。

・大幅値引きをする
はじめに行った見積りから、大幅に値引きをしてくる業者にも注意が必要です。会社にとって赤字になるような工事を引き受けるはずはありませんから、大幅値引きをするということは、どこかで手を抜いたり、適正な材料を使っていなかったりすることにつながる可能性があるので、気を付けましょう。

相見積りをとる

優良な屋根工事の会社を選ぶためには、相見積りをとることが必要不可欠です。気になる業者を2～3社ほど選んで、それぞれに見積りをとってもらい、比較検討しましょう。気になる業者が多い場合でも、できるだけ2～3社に絞ることをおすすめします。あまりに多いと混乱してしまい、うまく比較ができなくなってしまう可能性もあるためです。

質問してみる

見積書には、様々な内容が記載されていて、やはり分からないことや気になることも出てくるものです。このような場合は、遠慮せず積極的に業者に質問してみましょう。もし特に疑問に思わなかったとしても、優良な会社を見極めるために、何かしら質問をしてみることをおすすめします。

優良な業者なら、素人でも分かりやすいように丁寧に説明してくれるはずです。そういうことをせず、営業トークばかり繰り出して、こちらの質問に対する回答をはぐらかしたり、専門用語ばかり使って不明瞭な説明をしたりする業者はおすすめできません。

種類

一言で屋根工事といっても、様々な種類があります。主な種類は、下記の通りです。

屋根の葺き替え工事

屋根材やその下に敷いてある防水シートと野地板を、全て新しく取り換える工事です。築年数が30年以上経っている家や、スレート屋根が著しく劣化している場合などには、この工事を行います。

屋根の重ね葺き工事

屋根の上に新しい屋根を重ねて取り付ける工事です。取り換えるために撤去する作業を省くことができるので、葺き替え工事より費用が安くなります。

屋根の漆喰補修工事

日本瓦の屋根の場合は、瓦の下に土のような漆喰が入っています。これには、屋根と下地の接着剤の役割があるのですが、経年劣化が起こるため補修しなければなりません。漆喰を入れ直したり、詰めたりするのです。築15年以上の家や、台風や地震などの自然災害の多い地域にある家だと、この工事が行われます。

屋根の塗装工事

屋根を洗浄してから塗装を塗り替える工事です。塗料によって遮熱性のあるものや耐候性に優れたものなど様々なタイプがあるので、屋根の状況に合ったものを選びましょう。塗装のはがれや、屋根材の防水機能が落ちた場合などに行います。

屋根の棟板金交換工事

屋根の棟板金とは、スレート屋根の一番上にある金属板で、屋根材を固定するためにあります。台風や経年劣化などにより釘が緩んで浮き上がってしまうと、雨漏りの原因となることもあるので、新しい棟板金と交換しなければなりません。

屋根の雨どい交換工事

雨どいが詰まったり壊れたりする場合、これを修理したり交換したりしなければなりません。掃除して詰まりを解消したり、壊れた個所を交換したり、塗料を塗り替えたりする工事です。

価格相場

足場を組む際の価格相場を見ていきましょう。

足場には3つの種類がある

足場と一口にいっても、以下の3つの種類がありますので押さえておきましょう。

・単管足場
最近はあまり採用されることのない簡単な作りの足場で、足場周りが2本のパイプだけとなっています。このため安全性が高いとはいえませんが、費用は安くなります。単管足場を設置するときの価格相場は、1平方メートル当たり約600～800円です。

・単管ブラケット足場
単管足場の2本のパイプの上に、足場板をのせた足場のことです。単管足場よりは少し安全性が高くなっています。この単管ブラケット足場を設置するときの価格相場は、1㎡当たり約800〜1,000円です。

・クサビ（ビケ）足場
現在最も採用されている安全性の高い足場で、なるべく揺れないようしっかりハンマーで固定して組み立てていきます。設置も解体も、ほかの足場よりスムーズに行うことができ、安全性も高いため、よく使われる足場です。ただし、価格はほかの2種類の足場に比べると高く、1㎡当たり約1,000〜1,200円が相場です。

足場を組む場所によっても費用が変わる

足場は工事をする場所の近くに組みますが、費用はその場所によって変わることにも注意が必要です。例えば、屋根の頂上辺りの工事をする際は、その周辺に足場を組むことになります。その場合、落下の危険や作業の労力がかかることとなり、その分費用も高くなるケースが多いです。

足場の材料だけでなく組み立てや解体にも費用がかかる

足場にかかる費用は足場の材料代だけではなく、組み立てや解体にかかる労力や時間に対する対価、危険手当なども含まれます。このため、どの業者も同じ価格になることはなく、相見積りをとると比較できますが、まれに足場を無料とする業者もあります。

しかし足場が無料で設置されることはほとんどなく、屋根の工事費用に上乗せしているだけのことも多いので、注意が必要です。

必要な理由

屋根工事を行う際に、足場の設置は必要不可欠なものです。これには、主に下記のような理由が挙げられます。

作業員の安全を守る

屋根工事の場合、作業員は高い場所で作業をすることになります。そのため、屋根工事には落下してケガをするリスクが常につきまとうものです。足場を設置することは、作業員の安全を守るというのが一番の目的です。

法律においても、足場の設置については明確に定められています。安全衛生法第518条には、高さが2メートル以上の場所で作業をする際は、足場を設置するなどして作業員の安全を守らなければならない旨が明記されているのです。これを怠ると、法律違反にあたります。

安定した場所で正確で丁寧な作業ができる

足場の設置のための費用は決して安いものではないので、いくら法律とはいえ、もったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、安全が確保されている安定した場所での作業は、屋根工事のレベルも高くなり、より丁寧で正確な工事が期待できるので、依頼者側にもメリットがあるといえるでしょう。

特に、屋根修理の場合、もしも足場がなかったなら、本来修理すべき箇所まで作業員が行くことができず、不具合に気づかないまま放置されてしまうリスクも考えられます。

近隣へ配慮ができる

屋根工事をする際は、不具合の箇所を調べるために水を使って検査することがあります。この水が、近隣トラブルの原因となることがあるのです。飛び散った水が洗濯物や車などを汚してしまうことがあります。また、屋根工事の際に発生する細かいゴミやほこりなどが、近隣に飛び散ってしまう可能性も否定できません。

足場を組んで飛散防止シートを張れば、水や細かいゴミ、ほこりなどが近隣に散乱するのを防ぐことができると同時に、近隣トラブルを未然に防ぐことができるのです。